ハイキングしてみたいけど、なかなか始められない。
その理由は、ハイキング仲間がいない、友達と予定が合わない、体力がついていけるか心配、などいろいろあると思います。
仲良しの友達がハイキングに興味があるとも限りませんし、自分にあったハイキングサークルを見つけるのも簡単ではありません。
50代になると、階段を上ったり、一駅分歩くだけでも疲れたり、体力の低下を実感します。
だからこそ、山に登ってみたいなと思ったら、1日でも早く、登ってみてほしいのです。
登ったときの爽快感、山で食べるごはんの美味しさ、景色のすばらしさを体感すると、また登りたくなります。
登りたいと思うと、日常的に階段を使ったり、歩くようになったり、動くようになります。
頻繁に登るようになると、日常で特別なことをしなくても、体力がついてきます。
友達と登ったり、ハイキングツアーに参加したりしても、体力面でついていけるかな、と心配することもなくなるでしょう。
とはいえ、一人で登るのは不安だし、山は危険じゃないの?と思われるかもしれません。
はい、危険です。
一人だと、不測の事態が起こったときには自分で何とかしないといけません。
しかし、誰かと一緒に行くと100%安全かというと、そういうわけでもありません。
グループ登山でも、自分の身の安全は自分で守らないといけません。
危険を減らすためには、事前の計画、準備が大切です。
まずは、往復2時間くらい、標高200m前後の超低山の登山計画を立て、試しに登ってみてください。
お試しソロハイキング 計画の立て方
ハイキングを始める時期は秋か春がよいでしょう。
夏の低山は暑くて危険です。冬の低山はウェアを脱着して体温調節する必要があり、初めての方には少し難しいかもしれません。
秋の紅葉、春のお花見時期は気温もほどよく、景色も素晴らしく、気持ちよく歩けるでしょう。
①行き先を決める
人気の山を選びましょう。
ソロハイキングは周囲に人が多いほうが安全です。
標高が低くても、人が少ない山は道迷いの危険も増えるのでおススメしません。
(東京・神奈川エリア)おすすめ!お試しハイキングコース3選
・吾妻山(二宮 136m)
・弘法山(秦野 235m)
・六国見山(鎌倉 147m)
桜がとても綺麗な山です。お花見ハイキングや紅葉ハイキングにおすすめです。
②日程を決める
週末などの、なるべく人の多い日を選びましょう。
ソロハイキングでも人が多ければ、ケガや病気の時にでも他者に助けを求めることができます。
天気予報を確認し、一日中晴れの日を選びましょう。
できれば前日も晴れているほうがよいです。
③登山地図(コースタイムの入っているもの)を準備する
超低山は地形やコースタイム表示のある紙地図が準備されていない場合もあります。
紙地図がない場合はヤマケイONLINEなどのサイトを活用するのもよいでしょう。
この場合も印刷して紙地図にすることをお勧めします。
④スケジュールを決める
コースタイムを見ながら出発時間から下山時間までの計画を立てましょう。
陽が昇ってから出発し、14~15時くらいまでに下山するプランがよいでしょう。
休憩場所やランチの場所も、ある程度決めておきましょう。
私は、山頂でランチできるように計画を立てることが多いです。
最初はコースタイムの1.5倍くらいで計画しましょう。
予想以上に体力がなく、時間がかかる場合があります。
20~30代に登ったことがある方は、そのころの感覚が残っていて体力を過信しがちです。
登ってみて、今の体力を確認しましょう。
⑤四種の神器を準備する
登山に必要な三種の神器は
「靴」「ザック」「レインウェア」
と言われています。
女性の場合は、この三種に「下着」を加えた四種が大切です。
登山用品や専用ウェアは機能性が高く、とても快適に登ることができます。
しかし、価格が高いです。
この先ハイキングを続けるか分からないときに、高額な登山用品は購入しにくいですよね。
お試しで超低山を登るのであれば、今持っている服装から適したものを選びましょう。
趣味として続けてみようと思ったら、なるべく早めに登山用品を揃えていくことをおススメします。
⑥持ち物を準備する
・最低限必要な持ち物
水分、行動食、レインウェア、地図、ヘッドライト、タオル、救急用品、スマートフォン/携帯電話
ゴミ袋、ティッシュ(又はトイレットペーパー)
・持っていくと便利なもの
ランチ、ウェットティッシュ、帽子、折り畳み傘、モバイルバッテリー、レジャーシート
⑦登ってみる
出発前にもう一度天気予報を確認します。
気象庁やYahoo天気の雨雲レーダーなどで、雨雲がないか確認します。
雨が降った後や雨が降りそうなときは別の日に変更しましょう。
前日も晴れていて、当日も晴れていれば、登ってみましょう。
登ったときのコースタイムを記録しておきましょう。
下山後、地図に書いてあるコースタイムと比較してみましょう。
YAMAPやヤマレコなどの登山アプリで記録すると簡単です。
登ってみよう!と思われたでしょうか?
いやいや難易度高そう、、、と思われたでしょうか?
いつでも今日が一番若い日です。
登ってみたいと思ったときにチャレンジしてみてください。
山頂に立つことだけが山登りではありません。
途中で引き返しても山登りです。
だんだん体力がついて、高い山にも登れるようになります。
その過程を楽しんでいただきたいなと思います。
コメント